参拝者がいない中、郵送用のお札に祈りを込める関口執行=22日午前11時35分、日光市山内

 新型コロナウイルスの感染拡大で拝観停止している日光市山内の世界遺産「日光山輪王寺」は、参拝できない人のための救済策として、僧侶が護摩祈願をしたお札の郵送を始めた。

 護摩祈願は通常、参拝者に対して三仏堂北側の「護摩堂」で行い、お札を直接授与する。拝観停止を受け、信徒からお札の郵送を望む意見が相次いだため、輪王寺は特別に受け付けることとした。

 22日は護摩堂執行(しぎょう)の僧侶関口純一(せきぐちじゅんいち)さん(46)が祈願を行い、がらんとした堂内で読経をささげながら護摩をたき、郵送するお札に祈りを込めていった。

 関口さんは「信徒から『お祈りが最もありがたい』と意見をもらった。できることをしっかりとやりたい」と手を合わせた。