入り口横に掲示された閉館を告げる張り紙=21日夕

 さくら市喜連川の喜連川温泉「ホテルニューさくら」が21日までに、新型コロナウイルス感染拡大の影響で閉館した。東日本大震災で観光拠点のお丸山公園が被災していることに加え、同ホテルの閉館で喜連川温泉の集客機能の低下も懸念される。

 同ホテルは神明畜産(東京都東久留米市)グループ子会社の神明商事(同)が2013年に取得し、同年7月から運営してきた。感染拡大を受け18日から臨時休業したが、現段階では再開の見通しが立たないため、いったん閉館することにしたという。同ホテルに対し温泉を供給しているさくら市にも供給の停止を申し出た。

 同社は「昨今の新型コロナウイルス並びに全国緊急事態宣言の影響で宿泊者が減少し、閉館を判断した。今後の動きは未定」とコメントした。

 同ホテルは1985年開業の旧国民年金保養センターきつれがわをリニューアル。20の客室や大広間、レストランなどを備え、日帰り入浴客も受け入れていた。