運転免許業務一時休止の貼り紙を貼る職員ら=21日午後4時15分、県運転免許センター

 栃木県内で新型コロナウイルス感染が拡大する中、県警は22日から当面、県運転免許センター(鹿沼市下石川)や全19署で行っている更新などの運転免許関連業務の一部を休止する。不特定多数が窓口を訪れて感染が拡大するリスクを抑えるため。感染動向などを見極め、再開時期を検討する。

 県警運転免許管理課によると2019年、県運転免許センターでは1日平均約320人、全19署では同約760人が更新し、多くのドライバーが窓口や講習会場に集まった。今年4月1~14日の更新者数は、前年比2307人増の1万2591人に上っている。

 22日から休止する業務は、運転免許証の更新と、75歳以上が更新時に受講する認知機能検査、70歳以上が同様に受講する高齢者講習の3業務。休止に伴い、申請書を窓口や郵送で提出することで有効期限を3カ月延長できる制度の利用を呼び掛ける。

 運転免許取得の際の学科試験や技能試験も縮小。受験期限がおおむね1カ月以内に迫るなど急を要する場合を除き、受験の自粛を要請する。住所変更など記載事項変更や紛失時の再交付などは通常通り受け付ける。

 21日午後、県運転免許センターは一部業務休止を知らせる貼り紙を掲示した。更新で訪れた矢板市、会社員小林統弥(こばやしとうや)さん(21)は「命より大切なものはない。多少不便にはなるが、有効期限を延長してくれるなら、一部業務の休止は必要なことだと思う」と話していた。