新型コロナウイルスの感染拡大を受け、宇都宮二荒山神社は20日までに、毎年7月に行っている天王祭の親子みこし対面と親みこし渡御を中止することを決めた。象徴的な主要神事が取りやめとなることで、祭りは事実上の中止となる。同神社によると、「これまで雨で中止になったことはあるが、それ以外は聞いたことがない」としている。

 天王祭は、須賀神社の祭神須佐之男命(すさのおのみこと)によって邪気(夏の疫病)を払う祭り。同神社では例年7月15~20日に実施され、期間中の土曜日夜には親子みこし対面、日曜日には上町、下町の親みこし渡御が行われている。

 同神社と祭りを主管する総代会が11日、感染拡大の状況を踏まえて中止を決め、町会など参加団体に文書で通知した。7月18日の親子みこし対面と同19日の親みこし渡御以外の神事については、引き続き実施するかどうか検討するという。

 親子みこし対面は1951年から続く伝統行事。これまで2007年と14年の2回、悪天候により中止している。