福田富一(ふくだとみかず)知事は20日の臨時記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に対応した総額248億円規模となる4月補正予算案の概要を発表した。県の休業要請に応じた事業者への協力金支給や、国の緊急経済対策に呼応した医療提供体制の整備、中小企業の資金繰り支援などを盛り込んだ。感染拡大収束後を見据えた観光需要回復に向けた準備も行う。月内に開く県議会臨時議会に提出する。

 国の緊急事態宣言の対象地域拡大への対応として、県緊急事態措置による休業要請・協力依頼に応じた事業者への協力金に30億円を計上した。21日~5月6日を全て休業した事業者に最大30万円を支給する。

 地域外来・検査センター整備に3億円、外来・入院協力医療機関の医療機器の確保、軽症者の宿泊療養のためのホテル借り上げなどに26億円を充てる。休校中の児童生徒向けに、テレビで学習番組も放送する。

 企業が従業員を休業させた際に支給する雇用調整助成金は国が10分の9を支給するが、残る10分の1を県が上乗せ助成する。中小企業の資金繰り対策として、3年間無利子・保証料なしの融資枠500億円創設に158億円を確保した。

 感染拡大収束後の回復を見据えた準備にも計13億円を計上。観光需要喚起を目的として、秋の県内修学旅行商品の準備に1億円を充てる。

 3月補正予算との累計額は329億円規模となる。福田知事は「県内の感染拡大防止等に緊急的に対応するための編成」と説明した。