蒸す前の酒粕にそば殻を混ぜ合わせる酒蔵での作業

 【日光】今市の老舗酒蔵「渡辺佐平商店」でこのほど、酒粕(さけかす)を使った酒蔵ならではの焼酎造りが行われた。

 日本酒造りで出た酒粕を2時間程度、せいろで蒸すことで蒸留して焼酎にする。100年以上前から続く「せいろう取り」と呼ばれる伝統製法で、半年から1年寝かせてから出荷する。

 同酒蔵では蒸す前に酒粕を細かく砕き、蒸気がより抜けやすくなるよう、そば殻を混ぜ合わせるのが特徴だ。今年は今月10~18日に作業を行った。

 渡辺康浩(わたなべやすひろ)社長(49)は「ぜひ酒粕の香りを楽しみながら味わってほしい」と話す。「マルキョウ酒粕焼酎」として市内の酒店などで販売される。720ミリリットル、1500円。