郷土玩具「黄ぶな」と「黄ぶな」の日本酒、地ビール

 新型コロナウイルス感染症と闘う医療関係機関の活動を支援しようと、ファーマーズ・フォレスト(宇都宮市新里町、松本謙(まつもとゆずる)社長)と宇都宮酒造(同市柳田町、菊地正幸(きくちまさゆき)社長)は22日、寄付付きの地ビールと日本酒を販売する共同企画「黄ぶな」プロジェクトを始める。「黄ぶな伝説」の“病除け”の力を借りて、コロナ禍を終息できるよう医療活動を後押しする。5月31日まで。

 市内には、昔、疫病に見舞われた際、黄色いフナを食べた人の病が快癒したという伝説が残る。市民は張り子の「黄ぶな」を正月に軒下につるしたり、神棚に供えたりして無病息災を祈ってきた。今でも郷土玩具として親しまれている。

 宇都宮酒造は縁起のよい酒として「四季桜 黄ぶな」を商標登録し販売してきた。道の駅うつのみやろまんちっく村や宮カフェを運営し、地ビールも醸造するファーマーズ・フォレストは、市の伝統工芸を広く伝える活動を行っている。

 企画では特別ラベル「黄ぶな」の地ビール2種と「四季桜 黄ぶな」3種の売り上げの一部を寄付する。

 松本社長は「こうした時こそ、何かメッセージが出せないかと考えていた。『後ろ向きな自粛ではなく、しっかりと前向きな自粛』で早々に健全な日本を取り戻したい」と説明する。菊地社長も「一日も早くコロナ禍を終息させ、平穏な日々を取り戻せるよう少しでもお役に立ちたい」と話している。