19日午前1時半ごろ、佐野市富士見町の東武佐野線多田-葛生駅間の点検をしていた作業員が、秋山川に架かる第三秋山川橋梁の橋脚基礎部分が一部流出しているのを発見した。東武鉄道は同線佐野-葛生駅間の上下線と、伊勢崎線浅草発赤城行き下り特急の一部などの運転を始発から終日見合わせた。
県内は強い寒気を伴った低気圧と前線の影響で18日午前から夕方にかけ、激しい雨が降った。現場は雨の影響で河川が増水し、橋脚周辺のコンクリートが一部破損し流出。同日早朝から多くの作業員が駆け付け、破損箇所の修復に当たっていた。
不通区間は1時間に1本、バスによる代行輸送を実施。20日午後4時ごろ運転再開の見込みだという。