1~9階の臨時休業を知らせる看板=18日午後4時半、東武宇都宮百貨店

 新型コロナウイルスの感染拡大で県が17日に決定した緊急事態措置に基づく休業要請から一夜明けた18日、東武宇都宮百貨店(宇都宮市)は20日から5月6日まで、宇都宮、大田原、栃木市の全3店舗で食料品をのぞいた売り場を臨時休業すると発表した。県内では他にも休業に踏み切った商業施設が相次いでいるほか、営業を継続する店舗も時間を短縮するなどの対応に追われている。

 東武宇都宮百貨店は「お客さまの感染リスクと従業員の安全を最優先して判断した」と説明する。本店はショップを含む1~9階を休業する一方、客の需要が高い地下1階の生鮮食品や総菜などの食品販売は継続する。

 同店によると、東日本大震災で臨時休業したことはあるが、17日間にもわたって大規模な休業に踏み切るのは60年の歴史で初めて。予定していた6月までの計5回の物産展と大型連休前のセールは中止する。

 イオンモール佐野新都市、小山も18日から専門店街を当面の間、臨時休業とした。宇都宮市の大型商業施設「ベルモール」は閉店時刻を前倒しして営業を継続しているが、映画館やフィットネスクラブなどは18日から休業している。

 FKD宇都宮店(宇都宮市)、FKDインターパーク店(同)も食料品店以外の閉店時刻を1時間短縮している。福田屋鹿沼店(鹿沼市)を含め、化粧品などを中心にテナントの約20のショップが休業している。

 宇都宮市内では休業要請の対象となっているバーも多くの店舗が休業に入っている。

 休業要請の対象となった施設のうち、県内のパチンコ店156店舗が加入する県遊技業協同組合は18日、各組合員に休業要請への協力を求める通知を出した。

 烏山自動車学校(那須烏山市)は速やかに休業へ動く方向だが、時期は検討中だという。