鹿沼市でてんかんの持病を隠した運転手のクレーン車にはねられ6児童が亡くなった事故は、18日で発生から9年を迎える。一定の病気などで運転に不安を抱える人から県警が受けた安全運転相談は19年、2851件あり、年3千件前後の高水準が続く。一方、事故がきっかけで罰則が設けられた病状の虚偽申告は、2年ぶりに1件が摘発された。同様の事故を未然に防ぐ取り組みを継続する必要性が、改めて浮き彫りとなった。

 事故の遺族らによる署名活動などを受け14年6月に施行された改正道交法では、てんかんなどの病状を虚偽申告した場合に罰則が設けられた。一方で、病気を申告しやすい環境を整えるため、運転免許が取り消されても病状の回復次第で再取得しやすいような制度になった。