規模縮小で行われた弥生祭の例祭

 日光市山内の日光二荒山神社で17日、県無形民俗文化財「弥生祭」の例祭が行われた。日光に本格的な春を告げる恒例の弥生祭だが、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、今年は祭典全体を大幅に縮小して開催する、異例の事態となった。

 弥生祭は例年、東西11町の花家体(やたい)が境内に入る「繰り込み」などが行われ、大勢の人でにぎわう。この日は、同神社拝殿での一般参列を見送り、神職や氏子代表らだけで神事がしめやかに執り行われた。

 世界遺産の二社一寺では14日から拝観停止が続いている。中麿輝美(なかまろてるみ)宮司は「令和最初の弥生祭であり、規模を縮小せざるを得なくなったことはとても残念。国家安泰や氏子崇敬者の安全、さらにコロナウイルスの早期収束を祈願した」と話した。