オークションに出品した栃木SCの全選手のサイン入りフラッグ

 J2栃木SCの菅和範(かんかずのり)主将が副会長を務める「日本プロサッカー選手会」が、自然災害に見舞われた被災地へ継続的な支援を続けている。3月末には昨年10月の台風19号で甚大な被害を受けた栃木、佐野の両市を含む全国4県8市町に計700万円を寄付した。菅主将は「大変な思いをした人がたくさんいる。できる人がサポートしていかなければ」と話す。

 選手会はJリーガーを中心に1996年に設立された。サッカー文化の振興に加えて社会貢献活動を理念の一つに掲げ、2011年には「J100年基金」を設立。チャリティーサッカー教室を開いたり、チャリティーオークションの売り上げを義援金として各団体に寄付したりしてきた。

 今回の義援金は昨年10月15日から8週にわたり行ったチャリティーオークションの益金。Jリーガーら延べ約1800人が協力して直筆サイン入りのスパイクなど計354点を出品し、収益は約911万円に上った。

 栃木SCは全選手のサイン入りユニホームとフラッグを出品した。台風19号の被災後、選手らも田川が氾濫した宇都宮市内で泥かき作業などを手伝った。菅主将は「逆に応援してもらい、地域に支えられていると改めて感じた」と振り返る。

 12年から栃木SCでプレーし、同年から選手会副会長も務める菅主将。「いつどこで災害が起こるか分からない時代。今後も継続的な支援を続けることで、危機意識を高めてもらえれば」と言葉に力を込めた。