新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、那須塩原市は16日、22日までの予定で再休校している市内30の全小中学校の休校期間を5月31日まで延長する、と発表した。市内ではこれまでに4人の感染者が確認されており、同日の定例記者会見で渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)市長は「全国的に感染が急拡大している。児童生徒の健康、安全を最大限確保するため」と説明した。また真岡市も今月11~26日としていた市内23の全小中学校の休校期間を5月6日まで延長すると発表した。

 那須塩原市によると、休校期間は「ゴールデンウイーク明け」や「5月中旬」なども検討した上で判断した。月井祐二(つきいゆうじ)教育長は「休校期間を小出しでなく、一定の長期にすることで保護者にも安心してほしかった」と話した。

 休校中の児童生徒には電話などで生活、健康状況を確認するほか、学習プリントの配布やオンラインの家庭学習サービス「eライブラリ」の活用などで学習支援を行う。休校で不足する授業時間については、夏季、秋季休業の短縮や土曜授業の実施で補う方針。

 一方、真岡市の石坂真一(いしざかしんいち)市長は16日、緊急記者会見を開き、5月6日までの休校延長を発表した。益子町の小学校に勤務する外国語指導助手(ALT)の40代女性が感染していたことを受けた措置。

 隣接する同町とは交流が多いことなどを考慮し、石坂市長は「児童生徒の安全を第一に考えた」と説明。政府の緊急事態宣言を踏まえ、5月6日までとした。

 今月20日に予定していた登校日は中止を決定。不足する授業時間を補うため、夏休みを短縮し2学期を前倒してスタートさせる方針。