宇都宮市は15日、30代男性と40代女性の2人が新型コロナウイルスへの感染を確認したと発表した。男性は済生会宇都宮病院(同市竹林町)や宇都宮中央病院(同市東宿郷2丁目)に勤める整形外科医師。女性は県県東健康福祉センター管内(真岡市、益子、茂木、市貝、芳賀町)の小学校に勤務している。県も同日、那須塩原市の60代女性の感染確認を発表した。県内の感染確認は計40人となった。

 男性医師は3月に新潟市で母親と共に参列した親族の葬儀で感染したとみられる。済生会は「院内感染ではない」とし、16日から通常の医療体制で診察する。

 男性医師は新潟市在住の母の感染が判明したため検査を受け、陽性が分かった。済生会は15日、全科の初診外来、整形外科の初診、再診を休診し消毒を行った。中央病院は15日、初診、再診を休診。16日以降、外来は再診希望者のみ対応する。

 宇都宮市保健所は、済生会の医療従事者1人を濃厚接触者として検査し陰性を確認。医師や看護師ら医療従事者計21人と、男性医師が担当した入院患者4人も陰性だった。両院の外来患者ら約50人は接触時間が短かったため濃厚接触者ではないと判断し、接触日から2週間、健康観察を行う。

 県東の小学校に勤務する宇都宮市の女性は8日に鼻水症状、9日から発熱があったため市内の医療機関を受診。10日にマスクを着用して4クラス分の授業を行った。熱が下がらず、13日に市内の医療機関を再診し、15日、陽性が判明。1日に県外に住む友人宅で食事をしており、友人は発熱していたという。市内の濃厚接触者はいない。小学校での接触者は県県東健康福祉センターが調査する。

 一方、県によると、那須塩原市の女性は、自宅にいた12日に発熱。翌日に帰国者・接触者外来を受診し、15日の検査で陽性と判明した。行動歴の詳細や、9、11の両日に陽性が確認された同市内在住の70代夫婦との関係性は調査中。濃厚接触者は同居する家族4人。