復帰会見で開発中のプロレス用義足を手にガッツポーズを見せる谷津=3月、都内(本人提供)

復帰会見で開発中のプロレス用義足を手にガッツポーズを見せる谷津=3月、都内(本人提供)

復帰会見で開発中のプロレス用義足を手にガッツポーズを見せる谷津=3月、都内(本人提供) 復帰会見で開発中のプロレス用義足を手にガッツポーズを見せる谷津=3月、都内(本人提供)

 足工大付高(現足利大付属高)出身のプロレスラー谷津嘉章(やつよしあき)(63)が「義足のレスラー」としてリングに帰ってくる。昨年6月に右足を切断したが、義肢製作会社が開発したプロレス用の義足を装着して復活。6月に復帰戦を控え「本当に楽しみ。お世話になった方々のためにもいい試合を見せたい」と意欲を見せている。

 群馬県明和町出身で同高入学後にレスリングを始めた。日大を経て足工大職員となり、1976年モントリオール五輪のフリースタイル90キロ級で8位。代表に選ばれながら不参加となった80年モスクワ五輪後、新日本プロレスに入団。アントニオ猪木(いのき)、ジャンボ鶴田(つるた)らと一時代を築いた。

 その後引退、復活を繰り返しながら30年以上現役を続けてきたが、2019年4月に悪夢が襲った。患っていた2型糖尿病の影響で右足親指の血豆から細菌が入り、右足が壊疽(えそ)。膝から下の切断を余儀なくされた。「自暴自棄になりかけた」という。