川俣市長(左)からプレゼントを受け取るケイルブさん(中央)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、交換留学生として昨年8月から栃木県那須烏山市に滞在していたケイルブ・ネイバースさん(18)が15日に米国に帰国することになった。米国大使館や家族の要請を受け、予定が早まった。14日には川俣純子(かわまたじゅんこ)市長を表敬訪問し「まだ日本にいたかった。悲しい」と別れを惜しんだ。

 ケイルブさんは烏山ロータリークラブ(萩原宣子(はぎわらのぶこ)会長)の60周年記念事業の一環として市を訪れ、烏山高に通っていた。

 今年6月まで市にいる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で3月になると登校できなくなった。東京や京都に行く予定や、県外の留学生との交流もなくなった。ホームステイ先にとどまり、1人で市内を散歩する時間が増えた。

 ケイルブさんは早期の帰国を残念がる一方で、「休み時間に友達とバスケットボールやトランプをしたこと、つらかったマラソン大会、おいしいラーメンやカラオケなど、いい思い出がたくさんできた」と、8カ月間の滞在で覚えた流ちょうな日本語で話した。

 萩原会長は「日本語を覚え一番楽しい時期にコロナが拡大し、交流の場が減ってしまった」と悔やみ、川俣市長は「残念だが、米国に帰って日本の良さを広めてほしい」と話した。

 ケイルブさんは「那須烏山市が大好きになった。コロナが終息したら、また訪れたい」と笑顔を見せた。