放牧され伸び伸びと過ごす牛=14日午前、大田原市湯津上

 栃木県大田原市湯津上の市大野(おおや)放牧場で14日、牛の放牧が始まった。

 入牧したのは、生後6カ月から1年半ほどの繁殖用のホルスタイン種26頭。約28ヘクタールの広大な丘陵地で育てることで、足腰が鍛えられ、出産のための丈夫な体づくりにつながるという。

 この日は午前8時半ごろから酪農家らがトラックで牛を運び込み、数人がかりで体重や体高、胸囲を測定。皮膚病予防や虫よけの薬をかけてから牧草地に放した。

 牛たちは新しい場所に興奮してしばらく走り回っていたが、その後はのんびりと草をはみ、気持ち良さそうに過ごしていた。

 今後は肉牛も含め計約65頭が入牧する予定。11月上旬に収牧され、それぞれの農場に戻る。

 長谷川賢一(はせがわけんいち)組合長(69)は「暖冬の影響か、今年は牧草の育ちが早く、青々としている。たくさん食べて、伸び伸びと大きく育ってほしい」と話した。