【壬生】町の夏の風物詩として親しまれている八坂祭(7月5、11、12日)が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で今年は中止されることになった。11日に開いた夏祭り実行委員会(白石昌市(しらいししょういち)委員長)で決定した。中止は、東日本大震災のあった2011年以来。

 八坂祭は、町人の祭りとして江戸時代から継承され、現在は万町など旧町を中心に14町が参加している。通称「大天王様」と呼ばれる約1トンの大神輿(みこし)を各町で受け渡しながら担ぐ。各町内から10台を超える屋台や女性神輿なども繰り出し、交通規制した街中は祭り一色になる。

 祭りは、当番町の自治会長が実行委員長を務め、各町の自治会長らが役員になり運営に当たっている。東京、神奈川、埼玉、大阪など7都府県に緊急事態宣言が出された後の11日に開いた実行委員会で、開催の可否を協議し、全会一致で中止を決めた。

 白石委員長は「歴史ある町最大の祭りの中止は残念ですが、感染が拡大している現状では開催は無理だと判断しました」と説明した。祭りの中止は、町観光協会のホームページや町広報紙などに掲載し、周知を図る。