栃木県は11日、新型コロナウイルスの感染者を県内で新たに3人確認したと発表した。3人は那須塩原市と県南健康福祉センター管内の40~70代の男性で、いずれも同日の検査で陽性を確認した。県内で確認された感染者数は計35人となり、うち7人は同日までに退院している。

 

 那須塩原市の70代男性は、県が9日に感染を公表した70代女性の夫で、同日からせきなどの症状があった。県内の感染症指定医療機関に入院しており、軽症という。夫婦の濃厚接触者の娘と娘の夫は陰性だった。

 センター管内では、60代と40代の男性2人の感染を確認した。60代男性は6日に37度台の発熱があり、10日には激しい呼吸苦で動けなくなり救急搬送された。呼吸苦の症状は残っているものの、人工呼吸器は使っておらず、重症化には至っていないという。

 40代男性は4~10日に発熱や頭痛の症状があり、7日には嗅覚にも異常が生じた。11日時点では微熱があるが軽症で、今後入院する予定。行動歴や濃厚接触者については調査を進めている。

 県はセンター管内の男性2人の市町名を非公表とした理由について、「本人の同意を得られなかった」と説明。海老名英治(えびなえいじ)県保健福祉部長は「市町名の公表について、今後得られる行動歴の中に情報提供すべき内容があれば、(感染者に)丁寧に説明をして了解を得られるように努めたい」と話した。