県は10日、県外在住で県内に実家がある20代女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。3月31日に陽性となった県南健康福祉センター管内に住む50代男性の娘で、県は父親から感染したとみている。9日に陽性となった那須塩原市と栃木市の男女の事例も感染経路が追えず、県は「日常生活を送る中で、全く感染をしない状況ではなくなっている」との認識を示した。

 県内で確認した感染者は計32人となった。

 女性は30日に実家へ帰省した。父親の濃厚接触者として検査したが陰性だった。健康観察期間中の4月8日から、のどの痛みなどがあり、10日に陽性と判明。重症化はしていない。

 濃厚接触者は20代女性と同じく父の濃厚接触者として検査を受け、一度は陰性となっている母と祖母。現在、2人に症状がなく、県は13日以降に検査する。

 一方、いずれも9日に陽性となった栃木市の70代男性、那須塩原市の70代女性について、県は「海外や県外、三つの密が重なる場所への訪問歴など、感染が疑われるような接触や目立った行動はない」とした。

 那須塩原市の女性は1~6日にせきや発熱があり、3~6日にマスクを着けた上で、同市内で日用品などの買い物をしていた。栃木市の男性は親族2人、那須塩原市の女性は家族3人が濃厚接触者となっており、県は11日以降に検査する。

 また宇都宮市は10日、市内で8日に感染が確認された30代女性の濃厚接触者として検査した楽器教室の男性指導者が陰性だったと発表した。