任期満了に伴う矢板市長選は12日投票が行われ、即日開票される。新人で前市議会議長のホテル業和田安司(わだやすじ)氏(59)=自民、公明推薦=と、再選を目指す現職の斎藤淳一郎(さいとうじゅんいちろう)氏(47)の無所属候補同士の一騎打ち。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、集会や握手などの運動が制約される異例の選挙戦となっている。

 政権与党の支援を受ける和田氏は、市長報酬をカットして新型コロナ対策に取り組むことを強調。少子高齢化や公共施設更新、大規模化する自然災害への対応を挙げて「国と県、矢板市を一つにする」と訴える。

 1日10回を目標に街頭演説を実施。福田富一(ふくだとみかず)知事や自民党県議らの応援も受け、支持拡大に力を注ぐ。

 斎藤氏は新型コロナ対策を前面に押し出し、市独自の緊急支援資金制度創設をアピール。「国際医療福祉大塩谷病院の機能強化を支援し、感染症対策を加えた自主防災組織の拡充などにも取り組む」と主張する。

 地元の青木克明(あおきかつあき)県議の応援も受け、遊説や街頭演説を重ねながら、電話作戦で支持固めを進めている。

 期日前投票者は6~9日の4日間で3002人。前回比で935人(45・2%)増と、大幅に増えた。

 投票は12日午前7時~午後8時(高原自治公民館のみ午後6時)に市内20カ所で行われ、同9時から市体育館で開票される。