缶バッジ作りに参加する鬼怒川小の児童5人

花粉症の人のために作られた缶バッジ

缶バッジ作りに参加する鬼怒川小の児童5人 花粉症の人のために作られた缶バッジ

 【日光】新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、せきやくしゃみなどの症状がある花粉症の人が周囲から誤解を受けずに済むようにと、鬼怒川小の武田幸雄(たけださちお)校長(58)と5年生5人がオリジナルの缶バッジ200個を作った。東武鬼怒川温泉駅周辺で保護者らが営む物産店やホテルなどに届けて、観光客らに無料配布してもらう。

 自身も花粉症という武田校長。地元温泉街が観光客の減少で厳しい状況に直面する中、「助けてもらっている地域に少しでも恩返ししたい。何か盛り上げられることができないか」と缶バッジを発案した。自前の道具と材料を用意し、昨夏立ち上げたプラモデルクラブの児童にも声を掛けて、一緒に作ることにした。

 缶バッジは直径約4センチ。マスクを付けた同校のマスコットキャラクター「きぬ松」の絵柄に「花粉症 安心!」と主張する文言を付けた。手にした人の心が和らぐよう、「ご湯っくり」のメッセージと、ギネス世界記録認定の人文字の温泉マークも添えて配布する。

 感染拡大防止のため、13日から再び休校となる児童たち。久しぶりに級友らと学校で過ごした9日は、授業の合間を使ってバッジ作りに参加した。

 淡路倭士(あわじやまと)君(10)は「電車の中でせきをしてけんかになったというニュースを見た。バッジを着ければ勘違いされずに済むし、観光客に鬼怒川小のことを知ってもらえたらうれしい」と話した。