昨年10月の台風19号の本県直撃から12日で半年を迎えるが、栃木県那須烏山市大桶(おおけ)の市大桶運動公園の駐車場には、依然として多くの災害ごみが積まれたままとなっている。市は2019年度内の処分を目指していたが、ごみが分別し切れていないことなどから撤去できていない。
市まちづくり課によると、台風19号により市内では5千トンを超える災害ごみが発生した。那珂川沿いの同公園には流入した土砂が堆積し、使用できない状況となっている。
現在は同公園の駐車場など2カ所が仮置き場の状態だが、今月初旬に訪れると、山積みとなった災害ごみの傍らでソメイヨシノが咲き誇っていた。同課は「公園全体の復旧にも関わってくるが、なるべく早期の撤去を目指したい」としている。