開催延期が決まった「那須高原ロングライド」。昨年は県内外から約3千人が参加した=2019年7月

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、7月に予定されていた県内最大規模のサイクリングイベント「那須高原ロングライド」が延期されることが9日分かった。例年参加者の約6割を占める関東圏で緊急事態宣言が発令されたことなどから、実行委員会が決定した。感染拡大の状況を見ながら11月の開催を目指す。

 イベントは2011年に宇都宮ブリッツェンが協力して初開催。東日本大震災の風評被害が残る那須エリアを盛り上げてきた。その後、那須ブラーゼンも加わり、初夏の那須路を巡る毎年恒例のイベントとして定着。これまでに延べ約2万5千人が参加した。

 第10回記念となる今年は7月5日の開催を決定。震災復興の意味合いも込め、福島県白河市までルートを伸ばしたコースなどを新設した。走行距離が違う計9コースを用意し、3500人の参加を見込んでいた。

 実行委員会の高根沢武一(たかねざわたけいち)会長(61)は「参加者や300人近いボランティア、地域の安全を考えれば今夏の開催は難しい。苦渋の決断だった。簡単に中止とはせず、那須ブランドを高めるイベントとして開催の可能性を探っていきたい」と話した。