人工授粉作業が進められている満開のナシの花=9日午前10時50分、宇都宮市氷室町

 全国有数のナシ産地の宇都宮市でナシの花が咲く時季を迎え、生産者らは人工授粉作業に汗を流している。

 同市氷室町、農業島田典男(しまだのりお)さん(52)方の農園では、約2・8ヘクタールで「にっこり」や「幸水」など5品種を栽培。今年は暖冬で例年よりも開花が10日ほど早い。

 青空が広がった9日は、にっこりの花が満開。島田さん家族やパートら8人が先端に羽毛が付いた器具を手に、純白の花の雌しべに花粉を付けて回った。作業は今月中旬まで続くという。

 島田さんは「8月初めには幸水を収穫できるのでは。新型コロナウイルスで暗いニュースばかりだが、おいしいナシを楽しみにしてもらいたい」と話した。