次亜塩素酸水を詰める市職員

 【下野】新型コロナウイルスの感染拡大で消毒液の購入が難しくなっているのを受け市は8日、市内の医療機関や介護施設などを対象に除菌効果のある酸性電解水(次亜塩素酸水)の無償配布を始めた。給水器を市役所に設置し、次亜塩素酸水を自前で生成。希望する施設に配布している。

 市は庁舎内のカウンターやドアノブなどの除菌清掃を行っているが、アルコール消毒液の安定的な購入ができず、備蓄を取り崩して使っている。この消毒液不足を補おうと、市役所と市立保育園の計5カ所に酸性電解水給水器を220万円かけて整備した。

 民間の医療機関や介護施設、障害者施設、私立幼稚園なども同様に消毒液が不足しているとみられるため、各課を通じて市内150施設に配布希望を調査した。初日の8日は、約20施設が受け取った。

 配布は1回あたり2リットル。受取日(毎週水、木、金曜日)前日に、2リットルのペットボトルを市役所に持参する。生成は市対策本部の職員が交代で行っている。

 市社会福祉課の木村一枝(きむらかずえ)課長は「医療機関や介護施設など消毒液が不足している施設は、ぜひ使っていただきたい。希望する施設は管轄する各課に連絡してほしい」と話している。