青空の下、始業式で嶋村校長(右)の話を聞く児童ら=8日午前8時55分、那須町高久小

青空の下、始業式で嶋村校長の話を聞く児童ら=8日午前9時2分、高久小

昨年度に手渡す予定だった表彰状を始業式で授与=8日午前9時13分、高久小

青空の下、始業式で嶋村校長(右)の話を聞く児童ら=8日午前8時55分、那須町高久小 青空の下、始業式で嶋村校長の話を聞く児童ら=8日午前9時2分、高久小 昨年度に手渡す予定だった表彰状を始業式で授与=8日午前9時13分、高久小

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、一斉休校が続いていた県内の多くの小中学校で8日、始業式や入学式が行われた。中庭での実施や校内放送の活用など、学校ごとに密閉、密集、密接の「3密」を避ける工夫が見られた。一方、翌9日から再び休校となる学校の生徒や保護者からは「ストレスがたまる」「命の方が大切なのは分かるけど…」と戸惑いの声が上がっている。

 那須町は、町内の小中学校8校が一斉に再開した。満開の桜が咲く中、高久小は中庭で始業式を実施。マスク姿の児童が、間隔を約1メートル空けて並んだ。

 3月2日の臨時休校以来、約40日ぶりの登校。同校6年小豆畑奏都(あずはたかなと)君(11)は「休みの間は外に出ないようにしていたので、友達に会えてうれしい」と目を輝かせる。同町の各校は翌9日以降、通常通り授業を行うという。

 生徒数が宇都宮市内の公立中学校で最大の陽東中は8日、テレビの校内放送を使った始業式が行われた。マスクを着けた生徒が窓の開いた教室の中で、画面に見入っていた。

 同市内の公立小中学校は9日から22日まで、再び休校になる。再開の準備を進めていた同校の教員は、大慌てで休校中の課題作りに当たった。野宮隆(のみやたかし)校長は「新たな気持ちで登校している生徒にとっては、出はなをくじかれた感じがするだろう」と肩を落とした。

 「命の方が大切なのは分かるけど、授業が遅れて勉強不足になるのが心配」。小山市間々田中の入学式に出席した保護者の佐山雅美(さやままさみ)さん(41)は、不安を隠しきれない様子。9~26日まで再休校となる予定だが、「休校が(5月の)連休明けまで伸びる覚悟でいます」と表情を引き締めた。

 同校1年成冨美湖(なりとみみこ)さん(12)は「外にも行けないのがストレス。宿題を頑張ってやるしかない」。母親の枝美(えみ)さん(37)は「オンライン授業があればいいのですが」と希望した。

 また、長女が中学1年生になる宇都宮市東今泉1丁目、会社員女性(40)は9日の入学式に保護者が参加できなくなったため、「子どもの成長が実感できる機会なのに残念だ」と声を落とす。「入学間もなく休校になり、子どもも入学した実感が湧かないだろう」と気をもんだ。