県と宇都宮市は8日、新型コロナウイルスの感染者を県内で新たに計6人確認したと発表した。1日で発表した感染者数としては最多で、宇都宮、足利、佐野、下野の各市内に住む10~40代の男女。いずれも軽症という。県は「疫学的なリンクを追えないものが非常に増加している状況ではない」としている。

 県内で確認された感染者数は計26人となった。県や宇都宮市は、引き続き濃厚接触者などを調べている。

 宇都宮市内の30代女性は都内で接客を伴う飲食店に勤務。3月29日にせきがあり、4月7日に陽性と判明した。濃厚接触者は同居する母と妹で、2人は頭痛や倦怠(けんたい)感などの症状がある。

 同市内の40代男性は3月26日、神奈川県で同僚ら3人と約2時間会議をした。4月3日から38・4度の発熱やせきがあり、7日に陽性と判明した。濃厚接触者は同居する妻と子の2人。

 足利市内の40代男性は3月26、28日、都内や埼玉県内のライブハウスやカラオケ店に滞在した。4月3日から発熱などの症状があり、8日に陽性と判明した。

 佐野市内の10代女性は3月27~4月2日、県内20例目の感染者となる栃木市内在住、20代男性が自宅に滞在していた。女性は2日からせきや頭痛があり、5日には宇都宮市内のエステを利用した。8日に陽性と判明した。濃厚接触者は同僚1人。

 佐野市内の20代男性は20例目の男性の同僚。発症日は下痢の症状があった3月27日とみられ、31日~4月4日は20例目の男性と一緒に通勤していた。妻と子の2人が濃厚接触者となった。

 下野市内の30代男性は都内事業所に勤務している。職場の同僚が陽性となり、健康観察をしていた。8日に陽性と判明し、濃厚接触者は調査中。事業所からは複数の感染者が確認されている。

 海老名英治(えびなえいじ)県保健福祉部長は「若い世代の感染が増えており、三つの密が重なる場所に行っていた人もいる」と指摘し、「自身が感染を広める立場にならないような行動をお願いする」と県民に呼び掛けた。