新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、新たに県内10市町が9日以降、再休校することが8日、下野新聞社のまとめで分かった。政府の緊急事態宣言を受け、県が9~22日に県立学校を休校としたことや県内での感染拡大を踏まえ、方針を変更した。既に9市町が再休校を決めており、県内25市町の大半が2週間程度、臨時休校となる。一方、那須塩原市は独自の措置として14日から5月1日まで、週2日の「分散登校」の実施を決めた。

 県内で唯一、春休み前も通常通り授業を行った茂木町のほか市貝、那珂川町は9日にも判断する予定だ。

 高根沢町は8日に始業した小中学校を9日から臨時休校する。予定していた入学式は中学校が23日に、小学校を24日に繰り延べた。

 鹿沼市は11日の土曜日から休校になる。高橋臣一(たかはししんいち)市教育長は「宇都宮市で新型コロナ感染者が出た状況などを鑑みて判断した」と説明する。保護者にやむを得ない事情がある場合は学校で児童生徒を受け入れ、昼食は弁当を持参してもらう。

 真岡市、益子町、芳賀町も11日から休校。真岡市の場合、9、10日は小学校の入学式や「児童生徒が新たな担任教諭や級友らと交流する時間に充てたほうがいい」として判断したという。20日を登校日とした。2週間分の授業日数を確保するため、夏休みの短縮も検討している。

 日光市、矢板市、さくら市、那須烏山市、塩谷町は13日から休校。日光市は9、10日、小中学校の入学式を規模縮小して実施するほか、児童生徒には休校中の学習や生活面の指導をし、給食後に一斉下校させる。

 休校に伴い、各市町では部活動の中止も相次ぐ。学童保育は共働きなどの家庭のため、春休み中と同様に開所する動きが目立つ。

 一方、那須塩原市は市内30の小中学校について、各学年を18人以下の少人数のグループに分け、週2日の登校とする。

 大田原市は、児童生徒や教職員に感染者が出た場合に当該の学校のみ休校とする従来方針を転換し、市内で感染者が出た場合、一時的に市内全小中学校を一斉休校とすることを決めた。