県と宇都宮市は7日、同市在住の30代男性2人と栃木市在住の20代男性の計3人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。県内の感染確認は計20人となった。

 宇都宮市在住の2人は軽症で、市内の医療機関に入院している。同市保健所によると、うち1人は先月28日、県外の接客を伴う飲食店など3軒を利用した。今月1日の勤務後に倦怠(けんたい)感を覚え、2日に37・6度の発熱があり医療機関を受診した。4日に解熱したがのどの痛みがあり、6日はにおいを感じにくい症状が見られ再度受診。同日の検査で陽性が判明した。

 男性は2日以降出勤していない。外出は5日、市内のスーパーとガソリンスタンドを訪れただけで、濃厚接触者はいないという。

 もう1人の男性は夜間勤務後の2日早朝、38・9度の発熱があり、4日に医療機関を受診した。38度台の発熱が続き、6日に再度受診。肺炎が確認され、同日の検査で陽性と分かった。同市保健所は同居する両親を濃厚接触者として検査する。行動歴や職場での濃厚接触者は調査中という。

 一方、県によると、栃木市の男性は3、4日、せきや鼻水、倦怠(けんたい)感、下痢、嗅覚・味覚障害があった。両日とも佐野市内の事業所に出勤。7日に陽性と判明するまで、5、6日は栃木市内の自宅で過ごした。現在、発熱はなく軽症という。

 発症日前の3月27日~4月2日、男性は出勤し、勤務後は毎日、栃木や佐野市内のパチンコ店に数時間滞在。佐野市内の友人宅にも滞在しており、県は感染経路などを調べている。現時点で知人4人を濃厚接触者とし8日以降に検査する。

 県は今回の発表から、患者の居住地について市町名までの公表を始めた。海老名英治(えびなえいじ)県保健福祉部長は「市町ごとにきめ細かい対策を取っていただく段階に来ている」と説明した。