和気署長(右)から感謝状を手渡された布瀬さん

 栃木県警那須塩原署は7日、橋から飛び降りようとしていた専門学校生の県北在住の10代男性を見つけて制止し、人命を救助したとして、那須塩原市、会社員布瀬正勝(ふせまさかつ)さん(74)に感謝状を贈った。

 布瀬さんは1日午前、仕事途中に黒磯の国道4号を車で走行中、高さが数十メートルある新晩翠橋の欄干の外側に立つ男性を見つけ、車を停車。「あんちゃん、死んじゃだめだ」と声を掛けながら抱きとめ、道路側に引き戻した。

 「とにかく無我夢中で必死だった」と振り返る布瀬さん。道路側に戻った男性が放心したように寝転がるのを見届けて110番。「気が付いたら、膝ががくがく震えていた」という。

 感謝状を手渡した和気安男(わきやすお)署長は「勇気ある行動で大変ありがたい」と話す。布瀬さんは「死ぬ気になったら何でもできる。もう命を粗末にしないでほしい」と話していた。