一足早く始まった田植え=7日午前、大田原市滝岡、小型無人機から

 昨年の台風19号で育苗ハウス倒壊などの大きな被害を受けた大田原市滝岡、農業関谷明政(せきやあきまさ)さん(38)方で7日、田植えが始まった。

Web写真館に別カットの写真

 滝岡地区は良質米の産地で、関谷さんは父規一(きいち)さん(71)、母百美子(ゆみこ)さん(64)と約30ヘクタールの田んぼを耕作する大規模農家。約7千枚分の苗を効率的に植えるため毎年、4月上旬に田植えを始めており、JAなすの管内で最も早い。

 台風19号では、近くの川が氾濫、自宅前の道路がえぐられ、育苗用ハウス3棟が倒壊するなどした。2月に同ハウス3棟の復旧にこぎ着け、3月5日には無事、種まきができた。

 この日は、同JA職員など関係者が見守る中、14センチほどに成長したコシヒカリの苗を、田植機で約2ヘクタール作付けた。田植えは5月下旬まで続き、収穫は8月下旬の見込み。規一さんは「被災した時は今年のコメ作りを半分諦めていたが、仲間や農協に助けられ、ここまで来られた。頑張って良いコメを作っていきたい」と感謝していた。