県立学校の再開延期を求める署名を提出した浅野さん(右)=6日午後、県庁南別館

 学校での新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎたい-。8日から県立学校が再開することを受け、栃木市、高校3年浅野暖斗(あさのはると)さん(17)は3日から、インターネット上で県立学校再開の延期などを求める署名活動を実施している。浅野さんは6日、県教委を訪れ、3日間で集まった2361人分の署名を福田富一(ふくだとみかず)知事と荒川政利(あらかわまさとし)県教育長宛てに提出した。

 署名活動は浅野さんの友人で同市、高校2年西澤友里花(にしざわゆりか)さん(16)が2日、休校延長を訴える意見書を県などに送ったことがきっかけ。多くの人の意見を募ろうと、浅野さんが署名サイトを立ち上げた。

 学校再開の延期のほか、再開決定までの経緯などについての情報開示を求めている。

 署名は浅野さんと西澤さんが県教委を訪れ、担当者に手渡した。西澤さんは「学校が再開して家族にうつしてしまったらと考えると、不安だし怖い」と本音を明かした。浅野さんは「県南の高校は県外から通う人もいる。学校再開は県内だけの話ではない。他県の状況を見て考えてほしい」と訴えた。

 県教委の担当者は「日々状況が変化しているので、急に再開の状況が変わることもあるかもしれない。意見として承りたい」と話した。

 署名は会員制交流サイト(SNS)を使って広く呼び掛けており、6日夜時点で、県内外の高校生や保護者など3200人分に近い署名が集まっている。