益子町観光協会や益子焼協同組合、町などで組織する益子陶器市実行委員会(外池茂樹(とのいけしげき)委員長)は3日、29日~5月6日に町中心部で予定していた「第105回益子春の陶器市」の中止を町内の販売店や県内外のテント出店者など約600人に通知した。新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から判断した。ゴールデンウイーク期間中の販売店の営業は、各店で判断する。陶器市は1966年に始まり毎年春と秋に開催されてきたが、中止は初めて。

 一方、陶器市の中止決定を受け町は、町内の販売店や作家、窯元などの経済支援を目的に、作家の紹介や作品のネット販売を視野に入れたホームページ「バーチャル陶器市」(仮称)の制作の検討に入った。近く実施を正式決定し、専従の職員を配置し29日の立ち上げを目指す。

 外池委員長は「感染拡大の影響を受け、やむなく中止することにした。関係者の皆さまにはご迷惑をお掛けするが、ご理解を賜りたい」などとしている。

 大塚朋之(おおつかともゆき)町長は「実行委員会も断腸の思いで決断したのだと思う。町としてもバーチャル陶器市などを通じ、新型コロナウイルスに負けないようしっかりと支援していきたい」とコメントした。