勝海舟が奉納した掛け軸。下部には降魔大師が描かれている

勝海舟が奉納した掛け軸(右)を前に行われた法要

勝海舟が奉納した掛け軸。下部には降魔大師が描かれている 勝海舟が奉納した掛け軸(右)を前に行われた法要

 【日光】山内の日光山輪王寺で3日、勝海舟(かつかいしゅう)が奉納した「降魔(ごうま)大師」の掛け軸が初めて公開された。降魔大師は疫病退散に力を持つとして信仰されている。新型コロナウイルス感染が拡大する中、同寺の菅原道信(すがはらどうしん)教化部長は「お軸は仏様の近くに安置しているので来た方はぜひ拝んでほしい」と話した。11月30日まで本堂「三仏堂」で公開している。

 降魔大師は第18代天台座主慈恵(じえ)大師良源(りょうげん)の別称で、元三(がんざん)大師とも呼ばれる。984年、良源が疫病退散を念じて拝むと、悪魔を降伏させる「降魔」が鏡に映った。その姿をお札に刷って配ったところ、疫病がなくなったという。降魔大師は、角が生えた姿から角大師とも言われる。