マニーが取得したキリンビール旧栃木工場跡地=2日午前、高根沢町

 高根沢町にとって10年来の懸案だったキリンビール旧栃木工場の跡地問題が大きく動いた。地元創業のマニー(宇都宮市清原工業団地、高井寿秀(たかいとしひで)社長)の取得が決まり、跡地の利活用に取り組んできた加藤公博(かとうきみひろ)高根沢町長は「町民全てがマニーに大変親しみを持っている。町としては100点満点の結果」と喜びを語った。

 2日、県庁で高井社長と並んで記者会見に臨んだ加藤町長は「世界のマニーになった企業が戻ってきてくださる。おかえりなさい」と歓迎した。

 2010年のキリンビール撤退後、跡地問題は長年の懸案だった。町は跡地の利活用に取り組む「夢咲くまちづくり推進課」を創設し、企業誘致に注力してきた。加藤町長は「医療機器メーカーのマニーは景気の波に左右されにくい」と高く評価し、「10年という月日は無駄ではなかった」と振り返った。マニーの飛躍のため「町を挙げて支援していく」と意気込んだ。