福田知事(左)から辞令を受け取るマスク姿の県の新採用職員(右)=1日午前9時45分、県庁研修館

 異例の新型コロナウイルス対応が続く1日、県内各機関も新年度のスタートを切った。県庁では新規採用職員の多くがマスク姿で知事の訓示を受け、二つの課を新設した県警本部でも課員が互いに距離を取って整列した。一方、県体育協会は県スポーツ協会と名称を変え、新たな船出を迎えた。

■県庁

 県庁では福田富一(ふくだとみかず)知事が、新規採用した職員と異動となった幹部職員に訓示した。新型コロナウイルス対策として、式の時間を短縮し、会場の換気も実施。新採用職員の多くは、マスクを着用して式に臨んだ。

 教員と警察官を除く本年度の新採用職員は162人。氏名の読み上げを省略し、マスクを着けた代表者が福田知事から辞令を受け取った。新型コロナウイルスについて、福田知事は「県民の生活や経済に深刻な影響が生じている」と危機感をあらわにした。

 幹部職員ら125人に対しては、県民の健康と経済の両立について「アクセルとブレーキの踏み換えが非常に難しい」と指摘。「皆さんと共に総力を挙げて対応していきたい」と決意を表明した。

■県警

 県警は、1日に発足した二つの課の発足式を県警本部で行った。感染予防のため、会場入場前の手指消毒を徹底し、課員同士が一人分の距離を開けて整列するなどの対策を講じた。

 原田義久(はらだよしひさ)本部長の訓示の後、児童虐待やドメスティックバイオレンス(DV)対策に当たる人身安全少年課の平野洋行(ひらのひろゆき)課長は「安全で安心なとちぎの実現のため積極果敢に取り組む」と決意を表明。2022年に本県で開かれる国民体育大会などの警備を担当する国体・障スポ対策課の平山信行(ひらやまのぶゆき)課長は「大会警備を完遂させるべく職務を全力で全うする」と述べた。

■県スポーツ協会

 1947年に設立され、本県のスポーツ振興に寄与してきた県体育協会は、この日から県スポーツ協会に名称を変え、再スタートを切った。

 県スポーツ協会は新年度、カンセキスタジアム(県総合運動公園陸上競技場)など同公園北・中央エリアの施設の指定管理者に選定された。それに伴い、臨時を含む職員を37人から66人に増員する予定。

 宇都宮市西川田4丁目の同公園第2陸上競技場内の事務所では、午前10時半から幹部職員らの辞令交付が行われた。小祝章二(こいわいしょうじ)理事長は「名称変更とともに、新たな役割も担うことになった。一丸となってスムーズな船出ができるようにしたい」と職員に協力を呼び掛けた。