県南の医療機関に関連する新型コロナウイルスの感染状況

 県と宇都宮市は1日、20代男性と40代男性2人の計3人が、新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。そのうち1人は、これまでに感染が確認された3人が通院していた県南健康福祉センター管内(栃木、小山、下野市、上三川、壬生、野木町)の医療機関を受診していた。県はこの医療機関内での感染拡大の可能性について「現時点で、判断するための十分な情報は集まっていない」としており、2日以降も調査を進めていく。

 県内で確認された感染者数は計17人。うち県南の医療機関の患者は12例目の60代男性(3月29日確認)、13、14例目の男性2人(31日確認)、17例目の男性(1日確認)の計4人となった。県によると、この医療機関の医療従事者は、症状の有無に関わらず検査しており、1日に約半数の陰性を確認した。患者の健康状態も聞き取りを進めているという。医療機関は診療を続けている。

 1日陽性が判明し県南の医療機関に通院していたのは、同センター管内に住む40代男性。3月27日にこの医療機関を受診し、39度台の発熱と肺炎が確認され、同29日に検査したが陰性だった。1日の通院時に肺炎が悪化しており、再検査して陽性となった。男性は重症化しておらず、県は濃厚接触者などを調べている。

 同じく1日に陽性となった宇都宮市在住の40代男性は、13例目の30代男性と同居する兄。弟の濃厚接触者として同日に検査を受け、陽性と判明した。症状はないという。

 このほか陽性だった20代男性は31日、転職に伴い実家がある宇都宮市内へ転入。都内に住んでいた3月20~26日、都内の居酒屋やバー数店舗で飲食をした。同27日から微熱とせき、臭いを感じにくいなどの症状があり、現在は発熱とせきの症状があるという。同市保健所は、この男性が都内で感染したとみている。

 県南の医療機関名と所在地の公表について県は「感染の原因であるか確定できておらず、診療体制を維持する観点から公表をとどめている」としている。