報道機関向けの説明で、アプリで作成した書類を印刷する警察官=30日午前、県警本部

 県警は30日、独自に開発した交通事故対応や交通違反取り締まり用のアプリ運用を開始した。スマートフォンで運転免許証や車検証を読み取ることで書類作成の時間短縮ができ、業務の効率化が期待される。県警交通指導課によると、市販のスマホで利用できるアプリ運用は全国で初めて。

 アプリは、スマホのカメラで免許証を撮影すると、反則切符などの書式に氏名や住所などの情報が自動で反映される仕組み。反則切符や違反金納付書は、警察職員が携行する小型プリンターから現場で印刷し交付できる。

 同課によると、違反取り締まりなら、従来の手書きよりも計約20分の作業時間短縮が見込める。事故対応や取り締まりの情報は、県警本部の交通情報管理システムに集約されるため、県警はデータ分析を進め、事故や違反の多発地域での取り締まりに活用する方針。 県警は同日までに、県内全19署と、機動警察隊、交通機動隊、高速隊にスマホとプリンター計320組を配備した。1セット約15万円。同課は「効率的な業務とデータ分析を進め、事故や違反の抑止に努めたい」としている。