布製のマスクを手作りする新緑町婦人会のメンバーら

 【那須塩原】地域の高齢者に新型コロナウイルス感染症拡大で不足するマスクを届けようと、新緑町自治会婦人部10人が28、29の両日、同自治公民館でマスク約150枚を作製した。さらしなどを用いて、ミシン、アイロン掛けなど手際よく作業を分担。30日から地区内の高齢者宅を訪問し配布を始めた。安宅(あたか)ミチ子(こ)部長(77)は「独り暮らしの方も多い。安否確認しながら配りたい」としている。

 同婦人部は例年、同時期に文化祭を開いているが、今季は新型コロナの影響で開催を中止に。そこで「マスクの品薄が続いている。時間ができた分、役に立てないか」(安宅部長)と考案。安宅部長が「一声かければすぐに集まる」と評すチームワークの良さですぐに話がまとまり、材料の布を購入したほかは、各部員が糸やゴム、ミシンなど家にある物を持ち寄った。

 マスクはさらし製の白と、麻入り綿製の茶の2種。生地を裁断し、ミシンで縫製。アイロン掛けを行った後、ゴムを付けて完成。1枚作るのに30分程度かかるが、10人掛かりで効率よく流れ作業が進んだ。

 安宅部長は「こんな時こそご近所の力が大切」と話し、地区内のデイサービスや高齢者宅を一軒一軒回ってマスクを手渡すという。