新型コロナウイルスの県内12例目の感染者について記者会見する森沢隆県保健福祉部長(中央)ら=29日午後7時10分、県庁

 県は29日、新型コロナウイルスの感染者を県内で新たに1人確認したと発表した。都内在住で県内の事業所に勤務する60代男性で、安足健康福祉センター管内(足利、佐野市)のホテルに滞在していた。県は感染経路や、男性が過ごしたホテルや職場での濃厚接触者を調査しており、ホテルには消毒を要請した。県が確認した県内の感染者数は計12人となった。

 男性の症状は現在、発熱と悪寒、吐き気という。

 男性は23、25、27の各日、せきや37・5~38・5度の発熱で、以前から定期的に受診している県南健康福祉センター管内(栃木、小山、下野市、上三川、壬生、野木町)の医療機関を受診。27日に肺炎が確認され、同日に県内の帰国者・接触者外来を受診し、29日に陽性と判明した。

 県によると、男性は平日は県内で勤務し、安足健康福祉センター管内のホテルに宿泊。週末は都内で過ごしていた。21~23日の日中まで県外に滞在し、23日夜に県内の医療機関を受診した。24~26日は出勤していた。23日の発症後はマスクを着用し、移動には自家用車を使っていた。

 23、25日は医療機関に滞在し、発症後は28日まで延べ4日間をホテルで過ごした。県によると現在、このホテルは営業中で、関係者の中で体調不良を訴えている人はいない。県は今後、ホテルや職場における男性の行動歴など詳細を確認する。男性は、不特定多数の人と接する職業ではないという。

 一方、28日に群馬県内で陽性が確認された本県在住の20代看護師女性について、県は群馬県からの依頼を受け、女性の濃厚接触者などを調査しているという。