大黒屋5代目主人の高根沢さん(左から2人目)らが登壇し、三斗小屋温泉について語り合ったシンポジウム

 【那須塩原】戊辰戦争に巻き込まれた三斗小屋温泉の再興から150年を記念し、同温泉の歴史、文化、自然を後世に語り継ぐシンポジウムが29日、本町の日本料理店を会場に開かれた。多くの登山客や湯治客らに愛される、徒歩でないと行けない「秘境の温泉」。パネリストらは「今後も魅力ある『聖域』として残してほしい」「奥那須の価値を感じ、周囲に伝えることが一歩」などと継承していく重要性を訴えた。

 同温泉の愛好者らでつくる三斗小屋温泉150周年記念事業実行委員会が主催し、県内外から約80人が参加した。定員300人の会場を使用し間隔を取って着席したほか、入室前の手指消毒や体温測定など新型コロナウイルス感染症の対策を取りながら実施した。