子どもたちの多様な作品を観賞する来場者

お笑いコンビ「U字工事」の福田さんが1992~94年に描いた作品展の案内状

子どもたちの多様な作品を観賞する来場者 お笑いコンビ「U字工事」の福田さんが1992~94年に描いた作品展の案内状

 【大田原】末広3丁目、美術家猪瀬辰男(いのせたつお)さん(81)が主宰する深川アート・スクールの作品展「第50回こどもの造形教室展」が29日まで、同所のスクールで開かれている。幼稚園生~高校生の生徒20人による作品約150点のほか、50回記念として、お笑いコンビ「U字工事」の福田薫(ふくだかおる)さんら卒業生の作品も展示。猪瀬さんは「子どもたちに支えてもらいながら、自分も制作活動を続けてこられた」と感謝している。

 猪瀬さんは1970年にスクールを開設し、半世紀にわたり子どもたちに美術の面白さを伝えてきた。モットーは「自由に書かせること」。画材の扱い方など、指導は最小限にとどめ、子どもが作品に向き合う様子を優しく見守っている。

 会場には、ハート形のキャンバスに描かれた油絵や、上絵付けを施した白磁器の皿やカップ、粘土で動物の形に作られた笛などが並ぶ。この日は卒業生や地域住民などが訪れ、個性豊かな作品を楽しんでいた。

 U字工事の福田さんは87年、小学3年生で入会し10年在籍。猪瀬さんは「物静かで黙々と絵を描いていた」とほほ笑む。福田さんが制作した92~94年の作品展の案内状も飾られている。