納車準備が進み、多目的利用されるスクールバス

 【さくら】市は4月から、喜連川小スクールバス7台の多目的利用を開始する。登下校の時間外を利用して学校行事や市のイベント、事業の2次交通として充てる試み。スクールバスの目的外利用は県内でも珍しく、花塚隆志(はなつかたかし)市長は「地方で交通手段確保は一つのテーマ。今回の新事業は、空き時間などの有効活用を考えた結果」と話している。

 市はリース更新となる4月から、中型バス(定員37人)5台と小型バス(定員22人)2台の新型車両に入れ替える。またバス所有と運行を業者に依頼する特定旅客自動車運送事業を変更。リース契約ながらバスを「市の所有」とすることで、運用の幅を広げていく。

 喜連川地区では、2009年度までに鷲宿、河戸、金鹿、穂積、喜連川の5小学校が統合し、喜連川小になった。遠距離となる児童の通学手段や安全性確保を目的に、10年4月から7台のスクールバスを運行。現在は約220人の児童が利用中だが、登下校時間以外は活用の機会がなく、土日祝日や夏休みなどで年間160日ほど稼働しない日があるという。

 新年度事業となるバスの有効活用について、市教委学校教育課では(1)児童の校外学習として、平日午前の3時間を利用。市施設や事業所の見学の際に用いる(2)学校の休日や長期休暇日を利用。主に市の事業やイベントで、関係者の送迎用に利用-などを挙げる。