県などに対して民事調停を申し立て、記者会見する那須雪崩事故の遺族と遺族弁護団=26日午後、県庁記者クラブ

 那須町で2017年3月、登山講習会中だった大田原高の生徒と教員計8人が死亡した雪崩事故で、遺族らは26日、県(県教委)や県高校体育連盟(高体連)などに対する民事調停を宇都宮簡裁に申し立てた。事故の責任を認めて謝罪することなどを求めている。

 遺族の3人と弁護団が同日、県庁記者クラブで記者会見して明らかにした。

那須雪崩事故を巡るこれまでの主な経過
2017年3月27日  那須町で登山講習会中だった大田原高の生徒と教員計8人が
            死亡する雪崩事故が発生
    10月15日 事故の第三者検証委員会が「危機管理意識の欠如」などを
           指摘する最終報告書を県教委に提出
   18年1月9日 県教委が検証委の提言を踏まえた再発防止策を公表
     2月24日 宇田貞夫教育長(当時)が「県に賠償責任がある」と、
           遺族らに損害賠償する意向を明示
     7月27日 遺族弁護団発足。遺族を交えた再発防止策の検討を県や
           県教委に申し入れ
    12月18日 県教委が県立高の雪上活動を全面禁止する登山計画ガイド
           ラインを公表
   19年3月8日 県警が業務上過失致死傷の疑いで講習会責任者ら教諭3人を
           書類送検
    10月25日 「高校生の登山のあり方などに関する検討委」初会合
   20年2月4日 亡くなった生徒1人の遺族が、県からの損害賠償に応じるこ
           とが判明
     3月26日 遺族らが民事調停の申し立て