和気さん(前列右)と子ども向けの弁当配達に協力するメンバーら

子ども向けの弁当配達の利用を呼び掛ける和気さん

和気さん(前列右)と子ども向けの弁当配達に協力するメンバーら 子ども向けの弁当配達の利用を呼び掛ける和気さん

 NPO法人ワーカーズコープ矢板地域福祉事業所が運営する栃木県矢板市末広町のカフェ「花りんご」は30日から、小学生など子どもだけで昼間在宅する市内の家庭向けに弁当配達のサービスを実施する。市内のボランティアグループや地域の民生委員も協力し、両親が共働きなどで不在となる家庭の子どもたちに栄養バランスの取れた昼食を提供。見守りも合わせて行う。

 同カフェは普段、市役所や市内の事業所などに弁当を配達している。責任者の和気(わき)ちかさん(50)によると、新型コロナウイルスの影響で臨時休校になった時期に、知人に頼まれ家に弁当を届けたところ、子どもしか在宅していないことがあったという。他にも困っている家庭があるのではないかと考え、サービスを始めることにした。

 弁当は1日最大50食で、同カフェの栄養士が調理する。同カフェや市内のボランティアグループ「ぶらぶらクラブ」のメンバー、同NPO法人が運営する地域活動支援センター「ながみね」の利用者、民生委員らが、午前11時~午後0時半に、希望する家庭に届ける。配達の際に、食事前の手洗いを呼び掛けるほか、体調なども確認する。

 和気さんは「休みが通常より長くなり困っている家庭などに利用してほしい。地域で子どもたちを支えていきたい」と話している。

 弁当の配達は平日のみで、1食税込み300円。住民税非課税世帯には同カフェへの寄付を活用して同100円で提供する。希望日の前々日までの平日午後1~5時に電話かファクスで同カフェに申し込む。配達は春休みが終わる4月7日まで行う予定。

 (問)同カフェ0287・48・7880。