見守り活動をする佐藤さん(右から3人目)と戸谷さん(同2人目)

見守り活動をする佐藤さん(右から3人目)と戸谷さん(同2人目)

見守り活動をする佐藤さん(右から3人目)と戸谷さん(同2人目) 見守り活動をする佐藤さん(右から3人目)と戸谷さん(同2人目)

 【小山】新型コロナウイルスの影響で高齢者の外出機会が減る中、地域住民らでつくる「地区社協」の小山地区南部支部は、高齢者の見守り活動を始めた。民生委員や支部長らが高齢者宅を訪問して生活状況を確認。市内の他地区社協の中でも率先した取り組みで、活動を支援する市社協は他地区への広まりを期待している。

 市内の高齢者の交流施設「いきいきふれあいセンター」が市内31カ所全館で4月末まで休館となるなど、市内では高齢者の交流の場所や安否確認の機会が減少している。

 これを受け、地域で福祉活動に取り組もうと自治会などを中心につくる自主組織「地区社協」の小山地区南部支部は「高齢者が引きこもりがちになり、気持ちがふさいでしまわないように」と、新年度から本格化する予定だった見守り活動の前倒しを検討。市社協などにマスク提供で協力を得て、今月18日以降、自発的に活動を開始した。

 25日、同支部長の佐藤義数(さとうよしかず)さん(68)と民生委員の戸谷幸男(とやゆきお)さん(74)らが、緑町自治会内の高齢者宅3件を訪問。マスクと予防法をまとめたチラシを手渡し「散歩などに出掛けているか」「不安に思うことはないか」など、会話を楽しみながら生活状況を聞いた。

 訪問を受けた巻嶋久子(まきしまひさこ)さん(79)は「来てくれて安心。相談に乗ってもらえるし、ありがたい」と笑顔。戸谷さんは「できるだけ話し相手になれるよう、積極的に活動を続けたい」と話していた。

 同支部と市社協によると、支部内の訪問対象は1人暮らしをする75歳以上の高齢者245人。市社協は「感染も広がり高齢者の不安の声も聞こえてくる」として、他地区への見守り活動の広まりを期待している。