東京五輪の延期が確定的となったことを受け、五輪を象徴する国内聖火リレーは24日、いったん中止されることが決定した。参加予定だった本県のランナーは途方に暮れ、準備を進めた自治体関係者に困惑が広がった。エンブレムの盗用問題、国立競技場のデザイン見直しと混乱の続いた大会。開幕までちょうど4カ月に迫る中、最大の激震が走った。

 本県では全国的にも注目されていた聖火リレーのスポットが多い。ランナーとSLの並走を組み合わせた茂木町。真岡鉄道の関康雄(せきやすお)専務取締役(62)は「正式な連絡はまだないが、非常に残念だ」と声を落とした。

 当初案ではC12形と第3走者が5秒ほど並走する演出が準備されていた。関専務取締役は「担当の機関士も決まっていた。実現すれば一生の思い出になったでしょう」と表情を曇らせた。同町企画課の担当者は「正式な指針を待ってからでないと対応できない」と困惑した。