須藤小の学童保育教室にマスクを届けたともだち作業所の指導員(左)と利用者(左から2人目)

須藤小の学童保育教室にマスクを届けたともだち作業所の指導員と利用者(右)

須藤小の学童保育教室にマスクを届けたともだち作業所の指導員(左)と利用者(左から2人目) 須藤小の学童保育教室にマスクを届けたともだち作業所の指導員と利用者(右)

 障害者が働く栃木県茂木町茂木の「ともだち作業所」は、町社会福祉協議会の依頼を受け、学童保育の児童向けに新型コロナウイルス対策用の布製マスクを製作し24日、提供した。同協議会が運営する町内4小学校の学童保育教室に計157枚を届けた。市販のマスクが入手困難となる中、代用できるマスクを手作りする社会貢献活動に作業所利用者の能力が生かされた。

 マスクは町内の学童保育で着用を必須としているが、着用から1カ月半が過ぎて使い捨てマスクが不足し、親が手作りしてしのぐなどしている。洗って使える布製マスクを配れないか同協議会内部で検討し、同じく同協議会が運営する「ともだち作業所」に布製マスク製作を仕事として依頼することにした。

 入手が難しくなった材料のガーゼを工夫して確保。ミシンがけが得意で枕カバーや雑巾などを作っている40代の女性利用者と指導員が約1週間かけて作った。

 マスクは大中小3種ある。説明書には、衛生管理に十分注意して同作業所が作ったことや市販のマスクの補助として、洗って使うことなどが書かれている。

 この日午後、須藤小学童保育教室に60代の男性利用者1人と指導員入江(いりえ)さゆりさん(27)が訪れ、児童19人分のマスクを届けた。入江さんは「町のために何かできることはないか考えてきた。こんな時に力になれて子どもたちの笑顔が見られてよかった。利用者はそれを励みに仕事をした」と話した。男性利用者も「うれしいです」と笑顔を見せた。