県内上場企業14社の2017年2、3月期決算が18日までに出そろった。純利益ベースで増益が7社、減益が7社と明暗は分かれた。増益企業は景気の回復を背景に販売体制の強化を図るなどして売り上げを伸ばした一方、減益企業は人件費や原材料費の増加に苦しんだ。

 めぶきフィナンシャルグループ(FG)は足利銀行単体の決算を基準に集計した。増収増益は6社で、ムロコーポレーションとレオン自動機は売上高、経常利益、純利益ともに過去最高を更新した。ムロコーポレーションは需要の拡大で主力の自動車関連部品が好調だった。レオン自動機は国内やアジアで食品加工機械の販売が順調に推移し、最高を記録した。

 9期連続の増収となったグランディハウスは新築住宅販売の重点エリアに支店を開設するなどして体制強化を図り、成果を上げた。カワチ薬品はヘアケア商品の品ぞろえを強化し、売り上げを伸ばした。仙波糖化工業はカラメル製品の飲料向け・デザート関連製品が堅調だった。滝沢ハムは食肉の輸入牛肉・豚肉関連でブランド商品の拡販に努め、増収につなげた。

 残る8社は減収減益4社、増収減益3社、減収増益1社だった。東京鉄鋼は主原料の価格が上昇しコストが膨れた上、需要低迷により製品単価が下落し、減少につながった。藤井産業は太陽光発電システムに関連する商品売り上げの落ち込みが影響した。銀行は足銀、栃銀ともに日銀が導入したマイナス金利政策の影響を受け貸出金利息が減り、減収減益となった。